【海外留学もいいけれど。日本の離島中山間での学びのススメ】課題先進国の最先端で、課題の現場を見ることについて。
留学から帰国して、離島へ。
日本にはいろんな課題がありますが、少子高齢化についても、働く現場の人手不足についても、日本は世界的な課題先進国です。中でも最先端をいくのが離島中山間です。
学生時代、私は、《日本で、「職人」「専門職」へ評価があまりに過少である》という仮説と《それはなぜか、そして、どうすればそれを改善できるんだろう》という問いを持って、クラフトマンシップ整うドイツと世界的な学歴社会の韓国へ留学に行きましたが、その留学を終えて、東京から向かったのは大崎上島という広島県の離島でした。
詳しくは、過去のブログ記事に譲ります。
大崎上島に限らずですが、日本は、特に離島中山間は取り組むべき課題にあふれていて、世界でも最先端です。
離島へ留学から帰国した友人たちを呼んでみたら...。
留学したドイツや韓国よりも大崎上島でこそ、解決策は見つけられると私は思い、留学時代の仲間を呼び、2年前の2015年秋に大崎上島町の基幹産業の1つ「造船」をテーマにして、『造船の島のアイデアソン』を、造船業界をはじめとする地域の皆様の協力をいただき、企画運営しました。
国際的な視野で地域の課題を考える。
そんな感覚で、大崎上島が何県なのかも知らずに、テーマが造船であることも当日知るような気軽な気持ちで留学から帰ったみんなは大崎上島へ来てくれ、地元の高校生や商船高専の学生たちとチームを組み、建築学部、経済学部、医学部それぞれの専門性をうまく組み合わせながら、2日間という短い時間で面白い提案をいっぱいしてくれました。
課題先進地であることの他にここ大崎上島の面白さ・魅力は、地域の熱量です。
課題あふれる大崎上島には、その課題を笑い飛ばしながらカバーし合う地域の力と、地域のためならとひと肌でもふた肌でも脱いでくれる住人たちの熱量があります。
そんな大崎上島でのアイデアソンでは、発表したアイデアがアイデアで終わりません。
もちろん陳腐なアイデアの提案をしたら、相手にされませんが、素敵なアイデアであれば、地域の課題を解決するようなポテンシャルを感じられるようなアイデアであれば、その後そのアイデア自体が事業化したりします。
なによりもこのイベント自体が1人の大学生の友人を呼んだイベントから、1つの事業になったことがそれを物語っています。
留学を終え、大学を一時休学して、一年間の地域おこし協力隊の任期中にプライベートで開催した「造船の島のアイデアソン」が翌年度、地方創生加速化交付金事業として事業化し、「島のアイデアソン」シリーズ化し、福祉編、農業編と業種の横展開されるくらいなんです。
東京や大阪にいる人、広島県にいる人ですら、「どこかの島の小さなイベント」にしか聞こえないかもしれませんが、ここには課題の最先端と地域の熱量があります!
ぜひ、一度課題の現場へ来てみてください!
今月、島のアイデアソンの農協編が開催されます。
「島のアイデアソン」も足掛け2年で今月が4回目です。口コミやリピーター参加でほとんど埋まってしまいましたが、あと少し参加の枠があります。ちょっとした気持ちでも、農業に関心がなくても、大崎上島の場所がいまはわからなくても構いません。
課題の最先端と地域の熱量を感じたい方はぜひご参加ください。
瀬戸内の島のゆったりした環境の中で、熱い農家さんたちと様々な場所からくる参加者たちと一緒に2日間を形創る中でいろんな気づきがあると思います。
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大崎上島町主催
島のアイデアソン 農業編
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11月18日土曜日〜19日日曜日
(17日金曜日はエクスカーション)
▼0日目:島について知る
島の日本一を巡る&参加者同士の懇親会
▼1日目:島の農業について知る
島の農業を知る(家族経営から農事組合法人まで、野菜から柑橘まで、路地からハウス栽培まで幅広く知れます)&農業青年クラブによる懇親会&民泊
▼2日目:どうすれば農業の魅力が伝わるのか考える
チームでの作戦会議&発表&若手農家による審査&町役場の方から表彰
参加費:学生無料(プログラム費、宿泊費、町内移動費、保険料など)
※現地までの往復旅費と食費は自己負担です。
《初回の企画までの流れ》「造船の島のアイディアソン」 瀬戸内海の離島に、トビタテ生が集まった3日間。 | トビタテジャーナル《過去のアイデアソンの様子》www.youtube.com《申し込みフォーム》
大崎上島町主催「農業の島のアイデアソン」申し込みフォーム 【11月10日金曜日締め】
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