【貨幣経済の外での生活の言語化】柑橘の大トロ「せとか」を贈ってみて。
最近はじめた贈り物
このブログへのアクセスの際の検索ワードNo.1が”留学”。
主なアクセス先はこの2つ。
これと
これ。
トビタテ!留学JAPANへの応募の経緯や選考の際のポイント(だいぶ古い情報ですが)について書いた記事。
2014年に書いた記事なのに未だ見てくれる人がとても多くて、まとめておいたおかげで私自身も留学から帰って時間が経ちますが、留学前の気持ちを思い出すいいきっかけができた。
帰国後もいろいろとトビタテの事務局の方々にはお世話になりっぱなしで、仕事も落ち着いてきたし、何かいま活動をしている島の幸を贈りたいなと思い立ち、2月ならせとかだ!と柑橘の大トロやみかんの女王と呼ばれるせとかを送らせてもらった。
贈ってのリアクション
みなさんで写真を撮ってくれた。
贈り物として送ったのに、「購入したいです!」と連絡をもらって、その後4人の方にご家庭用にご購入をして頂いた。
貨幣経済の外での生活の言語化
都会と田舎にはいろんな違いがあって、大学で東京、休学中から新卒就職(?)で離島にいると日々大きな違いをいっぱい体感してる。
交通の便についてのことから、特定社会と不特定(匿名)社会の違いだったり、経済のまわり方の違いだったり…。
今回、せとかを贈ったことが、贈った以上のせとかを買ってもらうきっかけになったという出来事で体感したのは、「田舎って貨幣経済じゃないんだなあ」ということ。お金を払ってるんだから、で回る経済は匿名社会(都会)、お金を払えばいいと思うなよ、という気持ちを共有している社会は、経済は貨幣だけでは回せない。
頑張って言語化したかったけど、まだちょっと難しい。
今度改めて、書こう。
【離島からの遠出】人と会うことへのお金、時間は惜しまない
人と会うために東京をあっちへこっちへ。
広島と東京を行ったり来たりしてます。今週は週に2度出張と私用での上京が重なって、東京で5泊してました(笑)
今週だけでも、四ツ谷、東日本橋、大塚、高田馬場それから浜町。
せっかくの機会なので、普通に大学生活を送っていた時には割と近くて遠かったところ、駅に降りたことすらなかったような場所にもいっています。
宿泊先も東急ステイ、R&B、AirB&B、サンターガス、それから今話題のアパホテルとあえてバラバラにしてみました。
毎度移動をする煩わしさもありますが、新たな気づきもいっぱいあって短くて楽しい移動生活を送れています。東京に住んでいる頃は都内のホテルに泊まることもなかったので、小さな発見がいっぱいあります。
今回の状況では広島から送った牡蠣とみかんのお返しにカザフスタンとのチョコとノルウェーのサーモンを貰えたり、ずっとすれ違ってあえてなかった単位の救世主にも会えました。
これからも"人と会う"を大切に。
人に会うことへのお金と時間は惜しまな。会うことで得られるエネルギーは大きい、とよく大学の先輩に言われてましたが、少しずつやっていけてます。今月は岡山と新潟にも行って収入の11割くらいを人に会うことに使った気がします(笑)来月は節約します。
離島からは以上です。
【早稲田6年目仮想戦記】そういう早稲女もう絶滅したと思ってましたと言われたので、生存報告でもさせてください。
気が付けば、大学6年目の春。大学院に進学したのではなく、学部6年目。残念ながら、早稲田大学には6年制の医学部や薬学部のような学部はないので、本来4年間で済むところに私はまだ残っている。
「6女なんているのか!」「もう絶滅したと思っていた!」と言われることがこのところ、何度か立て続いたので、誠に請謁ながら、生存報告をば。
語学のクラスのグループワークで私が6年生ってわかった途端、「え!?6年なんですか?そういう早稲女もう絶滅したと思ってたんで会えて嬉しいです!」と3年生に言われて握手を求められるレベルに留年生が激減してる。
— まどか (@goze_tea) April 21, 2016
6年目の女子学生と7年目の男子学生の珍しさの度合い
私が6年生だと知ると、語学のクラスのグループワークは本来の作業を一旦停止して、
「友達いるんですか?」
「就活で不利にならないんですか?」
「親から何か言われないんですか?」
「留年した分の学費は自分で払ってるんですか?」
「彼氏できるんですか?結婚とか大丈夫なんですか?」
「雀荘通い詰めてたパターンですか?インターンガチ勢ですか?いままで何してたんですか?」
と、みんな大変失礼な質問を、興味深そうにたずねて来た。
私がどの質問から答えようかなと思っていたところ、同じクラスに7年生の先輩がいたということが判明し、教室のみんなの興味の矛先は突然彼に向いた。
答える気になっていたところ出鼻をくじかれ、うーん...と思っていたところ、「てか女で長く大学いる方がレアじゃね?」「7男よりも6女のほうが絶滅危機に瀕している気もしてきた」「たしかに、そうかも」という意見が出て、「よし、まあとりあえず、どっちの話も聞いてみよう!」と後輩たちによる審査の謎の品定め大会に発展した。
7年生先輩に先行を譲ったタイミングで、教授が『では、グループワーク終了!』と言ったために、このときの品定め大会は不戦に終わった。
不戦後の生存報告。
「てかもう不戦でいいよ」というのが、7年生先輩の意見で、その後大会が再開する目途は立ちそうもなく、気が付くと先輩は授業にこなくなった。たまに喫煙所で会うと、笑いながら言うのは大体2パターン。「もう中退しようかな」と「結局今日も教室行かずにずっと喫煙所だわ」
- 人と違うことをしていると説明がめんどくさい。
- 説明するために教室にいってるんじゃない。
- どうせ真面目に説明したところで、みんなそんなちゃんと理解できない。
...ということで、もうあの授業には行かないと決めたそう。
私が1年生だったころはもっと留年生で溢れてたのに、あくまで肌感覚だが、最近減った様だし、7年生もやりづらいだろうなあと思った。
そんなところ、7年で大学を卒業した別の先輩からTwitterで、「どうか学内ばかり見ている学生が少しでも世界を広げるきっかけになってください」と言うリプライをもらったので、調子に乗って、生存報告でもしてみよう、と。
@goze_tea マジか。自分は入学早々5年以上の人たちがクラス内に居たので、やっぱ早稲田はいろんな人が居るなぁと良い学びになったのですがね(そしてそのときは自分が7年になるなど思いもしていない)。どうか学内ばかり見ている学生が少しでも世界を広げるきっかけになってくださいませ
— 山崎武昭 (@takeakiyamazaki) April 17, 2016
ちなみに一番よく聞かれるのが、「1年生の時から留年とか抵抗なかったんですか?」なのだが、、この紙をもらったときは、「私たぶんギリギリで受かったから、真面目に勉強しないと付いていけないかも..。」と真面目に心配はしてた。
(5年前にもらったか拾ったかした紙)
ということで、ゆるゆる生存の報告をさせてもらいます。
お暇な方はお付き合いください。