【離島からの遠出】人と会うことへのお金、時間は惜しまない

 人と会うために東京をあっちへこっちへ。

広島と東京を行ったり来たりしてます。今週は週に2度出張と私用での上京が重なって、東京で5泊してました(笑)

 

今週だけでも、四ツ谷、東日本橋、大塚、高田馬場それから浜町。

 

せっかくの機会なので、普通に大学生活を送っていた時には割と近くて遠かったところ、駅に降りたことすらなかったような場所にもいっています。

 

宿泊先も東急ステイ、R&B、AirB&B、サンターガス、それから今話題のアパホテルとあえてバラバラにしてみました。

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毎度移動をする煩わしさもありますが、新たな気づきもいっぱいあって短くて楽しい移動生活を送れています。東京に住んでいる頃は都内のホテルに泊まることもなかったので、小さな発見がいっぱいあります。

 

今回の状況では広島から送った牡蠣とみかんのお返しにカザフスタンとのチョコとノルウェーのサーモンを貰えたり、ずっとすれ違ってあえてなかった単位の救世主にも会えました。

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 これからも"人と会う"を大切に。

人に会うことへのお金と時間は惜しまな。会うことで得られるエネルギーは大きい、とよく大学の先輩に言われてましたが、少しずつやっていけてます。今月は岡山と新潟にも行って収入の11割くらいを人に会うことに使った気がします(笑)来月は節約します。

 

離島からは以上です。

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【早稲田6年目仮想戦記】そういう早稲女もう絶滅したと思ってましたと言われたので、生存報告でもさせてください。

気が付けば、大学6年目の春。大学院に進学したのではなく、学部6年目。残念ながら、早稲田大学には6年制の医学部や薬学部のような学部はないので、本来4年間で済むところに私はまだ残っている。

 

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「6女なんているのか!」「もう絶滅したと思っていた!」と言われることがこのところ、何度か立て続いたので、誠に請謁ながら、生存報告をば。




 6年目の女子学生と7年目の男子学生の珍しさの度合い

私が6年生だと知ると、語学のクラスのグループワークは本来の作業を一旦停止して、

「友達いるんですか?」

「就活で不利にならないんですか?」

「親から何か言われないんですか?」

 

「留年した分の学費は自分で払ってるんですか?」

 

「彼氏できるんですか?結婚とか大丈夫なんですか?」

 

「雀荘通い詰めてたパターンですか?インターンガチ勢ですか?いままで何してたんですか?」

 

と、みんな大変失礼な質問を、興味深そうにたずねて来た。

私がどの質問から答えようかなと思っていたところ、同じクラスに7年生の先輩がいたということが判明し、教室のみんなの興味の矛先は突然彼に向いた。

答える気になっていたところ出鼻をくじかれ、うーん...と思っていたところ、「てか女で長く大学いる方がレアじゃね?」「7男よりも6女のほうが絶滅危機に瀕している気もしてきた」「たしかに、そうかも」という意見が出て、「よし、まあとりあえず、どっちの話も聞いてみよう!」と後輩たちによる審査の謎の品定め大会に発展した。

7年生先輩に先行を譲ったタイミングで、教授が『では、グループワーク終了!』と言ったために、このときの品定め大会は不戦に終わった。

不戦後の生存報告。

「てかもう不戦でいいよ」というのが、7年生先輩の意見で、その後大会が再開する目途は立ちそうもなく、気が付くと先輩は授業にこなくなった。たまに喫煙所で会うと、笑いながら言うのは大体2パターン。「もう中退しようかな」「結局今日も教室行かずにずっと喫煙所だわ」

  • 人と違うことをしていると説明がめんどくさい。
  • 説明するために教室にいってるんじゃない。
  • どうせ真面目に説明したところで、みんなそんなちゃんと理解できない。

...ということで、もうあの授業には行かないと決めたそう。

 

私が1年生だったころはもっと留年生で溢れてたのに、あくまで肌感覚だが、最近減った様だし、7年生もやりづらいだろうなあと思った。

そんなところ、7年で大学を卒業した別の先輩からTwitterで、「どうか学内ばかり見ている学生が少しでも世界を広げるきっかけになってください」と言うリプライをもらったので、調子に乗って、生存報告でもしてみよう、と。

 

 

 

ちなみに一番よく聞かれるのが、「1年生の時から留年とか抵抗なかったんですか?」なのだが、、この紙をもらったときは、「私たぶんギリギリで受かったから、真面目に勉強しないと付いていけないかも..。」と真面目に心配はしてた。

 

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(5年前にもらったか拾ったかした紙)

ということで、ゆるゆる生存の報告をさせてもらいます。
お暇な方はお付き合いください。

6年生になることが決まり、伸びたモラトリアムをボーナスタイムだと思って、頑張りたいこと。

「○○の様になりたい」の○○に普通は人を入れるみたいだけど、私はいつも物を当てはめる。あんまり理解してもらえない。


「当たり障りないこと」という安全地帯に縮こまって、自分の言葉を絞り出そうとしない話し方とかやり方はかっこわるくて、ありきたりな言葉とか無難な言葉はあんまり使いたくないなと思ってた。自分の言葉で話さないと伝わらないし、相手に失礼だと思うから。それで、「損してる」とか「付き合いづらい」とか思われても構わない。わかってくれる人が意図を汲んでくれれば十分だと思っていた。

 

「こんにゃく」


もともと私はずっと事勿れ主義で面倒くさいことが嫌だった。思ったことを言うことで、面倒くさいことになるなら言わないし、「はい、わかりました」と言えば一瞬で済むときには、分からなくても、そう言ってた。それでいて、「意味わからん」と当人に届かないところで不満を垂れていた。こんにゃくみたいに、相手にぐにゃぐにゃ合わせる、芯がない奴だったと思う。

 

「のこぎり」


だから、これまでことあれ主義というか、好戦的でいることを目標にしてきたのだと振り返った今、思う。大学というところは、東京という場所はノコギリでいるにはすごく過ごしやすい場所だった。

思ったことを自分の言葉で言う。やりたいことを自分の思うやり方でやる。
語彙は多い方じゃないし、経験も浅いからうまく届かないこともある。揚げ足を取られたり、意図をくまない批判をされることもある。
それでも分かる人が分かってくれればいい。届く人に届けばいい。伝うように努力はして、その結果ダメならそれでいい。
多分、好かれてる人にはすごく好かれたし、嫌われてる人にはすごく嫌われてた。それでも東京には、大学には人がいっぱいいるし、自分のやりやすいコミュニティーにいればよかった。

嫌われないように、面倒くさいことにならないように、という発想をすると、またこんにゃくみたいな自分に戻ってしまいそうで、あえて避けてきた。迷ったら危なそうな方を選んだつもり。今度の飲み会でネタにすればいいやとか思いながら。

摩擦がないように、ありきたりな言葉や無難な言葉みたいな安全地帯にいることもできるけど、そういう言葉は、やり方は多分相手の心を上滑りする。それなら多少摩擦があってでも、相手の心のどこかに引っかかるような言葉を使いたかった。


「日本刀」



ノコギリになって、いろいろぶった斬って、最近それではもうダメだなと思うようになった。ずっと日本の職業観に違和感があって、それでドイツと韓国に留学をして、帰ってきて、職業観のアップデートをできるような何かがしたいと思って、いい機会があったから、まずイベントを作った。
「荒削りだけどいいコンセプトだと思う」というコメントをよくもらった。”荒削りだけど”と言える人たちに私はこれまで支えてもらってたんだなと気づいて、これからは切り口がもっと綺麗になるようにノコギリを卒業したいと強く思った。

職人の取材で、刀鍛冶に会いたいと思って、日本刀について調べている時に、日本刀は「しなるから」西洋の剣よりも強いということを知った。その時に、相手に合わせたり、指示に従っている様で、実際にはうまく自分のやりたい様にことを進める知り合いが思い浮かんだ。ビルとかもそうだけど、地震の時に揺れる建物の方が崩壊しない。しなる方が、強い。ノコギリの次はこれだなと思った。


日本刀の性能と力学的性質

日本刀は「折れず、曲がらず、よく切れる」といった3つの相反する性質を同時に達成することを追求しながら作刀工程が発達してきたと考えられている。「折れず、曲がらず」の材料工学においての強度と靭性の両立に相当する。両者の均衡を保つことは高度な技術の結果である。また「よく切れる」と「折れず」の両立も難しい。これについては刃先は硬く、芯に向かうと硬さが徐々に下がるいわゆる傾斜機能構造を持つことで圧縮残留応力を刃先に発生させて実現されている。

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「当たり障りないこと」という安全地帯に縮こまって、自分の言葉を絞り出そうとしない話し方とかやり方はかっこわるいとは思っていたけど、安全地帯も使いようだなと思えてきた。
安全地帯に逃げないことでの危なっかしさとか荒削り感に付き合ってくれる人には本当に感謝しないといけないし、多分、若さで相殺されてきただろうけど、「若いからいいんだよ」といつまでも言ってもらえないなぁ

以上、12年ぶりの6年生になることが決まり、伸びたモラトリアムをボーナスタイムだと思って、頑張りたいことでした。